新築一戸建て・注文住宅・リノベーション・中庭のある家・二世帯住宅・狭小住宅・ガレージハウス・平屋・別荘・土地探しからの住まいづくり
東京都練馬区の設計事務所(最寄駅:西武池袋線 石神井公園駅)
Miura Architect Atelier
唯一無二の住まいづくり
一級建築士事務所
三浦尚人建築設計工房
中庭と坪庭のあるガレージハウス
外観を見る | 外観を見る | 玄関のコート入れと洗面 |
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玄関ホールから階段を見る | リビングから坪庭のソヨゴを見る | 1階リビング吹き抜け |
キッチンを見る | 坪庭に面する家事室 | ダイニングには建て主お気に入りのインテリアを配置 |
リビング・ダイニングから中庭を見る | スケルトン階段 | リビング吹き抜けを見る |
リビング吹き抜けを見る | 2階渡り廊下から吹き抜けを見る | 2階の渡り廊下 |
渡り廊下とリビング吹き抜けを見る | 2階の廊下 | 2階渡り廊下 |
風通しのための木製建具 | 洗面室 | 洗面室から浴室を見る |
浴室からは坪庭のソヨゴが見えます | ゆったりした洗面室 | 中庭 |
中庭を見る | 中庭から2階屋外テラスを見上げる | 中庭デッキテラスと2階屋外テラス |
屋上から2階テラスを見下ろす |
<中庭と坪庭のあるガレージハウス>
・所在地 /東京都練馬区
・主要用途/専用住宅
・敷地面積/150.10㎡
・延床面積/142.03㎡
・主体構造/鉄筋コンクリート造
・規 模/地上2階(屋上あり)
・設計期間/2008年8月~2009年5月
・工事期間/2009年7月~2010年3月
閑静な住宅地に建つコンクリート打ち放し住宅です。
建て主さまは、ガーデニングが趣味であるため、南北にそれぞれ中庭と坪庭を設け、さらに屋上も近い将来緑化が可能なように鉄筋コンクリート造にしました。
敷地が150平米、45坪と住宅地としては比較的広く南側が開けていたため、建ぺい率60%を有効に使いつつ残り40%を南側に大きな中庭と北側に小さな坪庭とに分け、外部空間として取り込むプランにしました。
やや広めのガレージスペースには、車1台と家族分の自転車4台が余裕を持って置けるようになっており、ガレージの奥に南側の中庭がつながっています。
ガレージと中庭との間には防犯上、鍵付きのパンチングメタル親子扉を設けて行き来ができるようになっています。
また、南北隣地がともに旗状敷地であったので、中庭と坪庭は外部からの視線を遮るように北側の坪庭は同じパンチングメタルの目隠しを、南側の中庭はご主人自身の施工による木製フェンスを設けました。
したがって隣地側や道路側の開口部を防犯も考慮して最小限に絞り、中庭と坪庭に面した部分に最大限の開口部を取るように工夫しました。そうすることにより採光と通風を確保でき、さらには家族団らんのためのスペースである1階のリビング、ダイニングスペースが中庭と隣接していることで、空間の広がりを感じられます。
1階には、パブリックスペースであるリビング、ダイニング、キッチンのほか、ギター演奏が趣味である建て主さまのご要望で、防音室を玄関ホールの隣に、家事室と食品庫をキッチンに隣接させました。
一方、2階は主寝室、子供室、予備室や浴室・洗面脱衣室といったプライベートスペースを配し、主寝
室と子供室、予備室とは、リビング上部の吹き抜けを介して距離を取っており、子供室と予備室へは、リビング上部吹き抜けに設けられた渡り廊下を通って行きます。
主寝室と子供室には、吹き抜け側の壁上部に開閉可能な欄間があり、それぞれの個室における風通しと採光を確保しています。
また、寒い冬に備えて1階のリビング、ダイニング、キッチン、家事室のほか、2階の2つの子供室も床暖房を設置しています。
内部空間の特徴としては、フローリングの床、木製建具の引き戸や造作家具の扉などを柿渋塗装で仕上げました。
壁のほとんどが構造体でもあるコンクリート打ち放しの荒々しく強い素材なので、木目を強調した濃い色で時が経つほど味わい深い色に変化する柿渋を採用しました。
南側の中庭上部に設けた2階テラスの床材は、1階への光を遮らないように半透明のFRP製(強化プラスチック)グレーチングを採用しました。
この住まいで生活しながら家族みんなで中庭や屋上に少しずつ手を加えてガーデニングを楽しんでいくことで、家族と住まい共に成長していくことでしょう。