「地下車庫と一体化させた家」とはどういう家でしょうか?
「地下に車庫?」と一瞬考えるでしょう。
このような住宅は主に傾斜地や高低差のある土地に建っていて、敷地の地盤面より低い位置にある道路に面して車庫があり、地下にある車庫は土に面しているため、構造上鉄筋コンクリート造(RC造)になっています。
このように地下に車庫があるような住宅には構造は大きく分けて2種類あり、一つは地下も地上部分もすべてRC造にするタイプと、もうひとつは地下がRC造で地上部分は木造あるいは鉄骨造というようにいわゆる混構造と呼ばれるタイプの2種類があります。
どちらを選択するかは、建築主の要望や予算などにより異なりますが、いずれにしても地下部分をRC造にするということはその部分すべてが基礎となり、地盤に対して踏ん張る役割を果たします。
ただし、軟弱地盤の傾斜地や高低差のある土地では、杭を打ったり地盤改良をしたり地下コンクリート部分の防水対策もしなければなりません。
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