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良い土地の見分け方

更新日:2022年9月8日

はっきり申し上げて、良い土地を見分ける方法は、そう簡単ではありません。

しかし、その土地に関する判断材料(情報)は、ある程度自分たちで得ることは可能です。


その判断材料(情報)は二つあり、ひとつは、行政機関(役所)のホームページ等から得られる情報で、もうひとつは実際に現地へ出向いて得られる情報です。


まず、見分けるための情報集めとして、自分たちが探しているエリアの用途地域図とハザードマップを行政機関で入手することです。行政機関によっては、ホームページからダウンロード出来たりもします。


用途地域図というのは、住宅地に最も適した第一種低層住居専用地域からそうでない工業専用地域までを色分けされた地図です。

この地図からは、それぞれの用途地域と建ぺい率、容積率をはじめ、高さ制限、防火指定の有無など様々な土地の制限が詳細に明記されており、重要な情報が得られます。


一方、ハザードマップは、台風などで大雨が降った際の浸水予想を危険度に応じて色分けされている地図で、気になる土地がどの程度危険なのかが、この地図で判断出来ます。


そしてもうひとつ、実際に土地を見て良い土地かどうかの見分け方ですが、例えば「売り地」という看板が掲げられた更地の土地を見つけたとします。

まず、判断材料としてその土地の隣地やその周辺環境を見ることです。


近くに川や田んぼがあり、周辺の住宅にモルタル下地の外壁(湿式工法)が見当たらない場合には、軟弱地盤かも知れません。

また、敷地に面している道路の幅が4m以上ない場合には、セットバックと言って道路境界線を後退させられることになり、その削られた面積分だけ敷地面積が少なくなってしまいます。


さらには、隣家が空き家だったりすると、防犯上や防火上良くありません。

敷地境界には、きちんと杭が打たれていて、敷地境界線上がきちんとブロックやフェンスで明確になっているかという点も現地を見て確認出来る点です。


以上のことから、行政機関から情報を入手することと実際に敷地へ足を運んで自分の眼で確認することが、良い土地の見分け方です。


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