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​住まいづくりコラム#15「階段下収納について」

建て主さんからのご要望で多いのが、「収納を多くしてほしい。」です。

限られたスペースを有効活用するため、基本設計に入る前の段階で、どこに何を収納したいのか予め寸法等を確認しておくことが重要です。

やみくもに空いたスペースを収納にしてしまうことは、扉や棚板等の材料費と工事費が余計にかかるだけでなく、かえって窮屈で住みにくい家になってしまいます。

また、収納はなるべく目立たないように造り付けにしてスッキリさせたほうが効果的で、地震対策にもなります。

そんな造り付け収納で有効なのが、階段収納(階段下収納)です。

階段下部分は、スケルトン階段を除いて一般的には、トイレスペースあるいは収納スペースとなることが多いですが、階段がリビング・ダイニングにあるような場合には、階段下を収納スペースとして活用することが、私どもの事務所でもよくあります。

階段収納と言っても様々で、階段の蹴込み部分を引出し収納のように小分けにして利用するケースと、階段下部分をなるべく広く利用するケースがありますが、どちらかと言えば後者のほうが多いです。

収納部分もオープンにして見せる収納として使用するのか、それとも扉を付けて見せずに隠す収納にするのか、といった選択肢もあるので、何を収納するのかによって臨機応変に使い分けるのが良いでしょう。

<​ 階段下収納がある設計事例 >

「借景を取り込む家」

​・「旗竿地のコートハウス」

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