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新築一戸建て・注文住宅・リノベーション・中庭のある家・二世帯住宅・狭小住宅・ガレージハウス・平屋・別荘・土地探しからの住まいづくり
東京都練馬区の設計事務所(最寄駅:西武池袋線 石神井公園駅)
Miura Architect Atelier
唯一無二の住まいづくり
一級建築士事務所
三浦尚人建築設計工房
土地探しコラム#10「<建築条件なし>の土地なのに・・・」
配達される新聞には、折り込み広告がたくさん入っています。
その中には不動産広告が多くあり、一戸建て住宅を考えているご家庭では、それらの広告を隅々までご覧になることでしょう。
住宅設計を仕事としている私も、もちろん土地の情報を把握するために目を通すが、不動産広告を見ていつも気になるというか腹の立つことがあります。
それは、広告の文言に「建築条件はございません」と書いてあり、それだけなら結構なのだが、その下には「お好きなハウスメーカーで建築できます。」と余計な文言があるのです。
ハウスメーカーだけが住宅を建設するんじゃない。
設計事務所が設計し、工務店や建設会社が建設することだってもちろんできるわけで、こういう文言は誤解を招く可能性もある。
穿った見方をすれば、もしも土地の購入者がハウスメーカーと建設工事契約を締結した際には、そのハウスメーカーから不動産業者に対してなんらかの見返りがあるとでもいうのだろうか?
しかも「建築条件なし」の土地であるにもかかわらず、ご丁寧に「参考プラン」と税込の建設費まで載せている広告が多い。
誰がどのくらいの時間を掛けて考えたプランだか知らないが、参考プランなんて余計なお世話。
参考プランの中には、本当に現地まで足を運んで現況調査をしたのか疑念を抱かせるような酷いプランもありました。
そんなことより、土地に関する詳細な情報をもっと載せてもらいたい。
こういう参考プランや建設費を載せている広告に限って、土地の敷地図、土地の周長、方位、道路幅員、道路の種類といった重要な内容がきちんと掲載されていないのです。
それよりも、そもそも「建築条件付き土地」自体に大きな問題があると思うのだが、一向に改善される兆しがないのは、何故だろうか?
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